最近はNikonのレンズがお気に入りで、それを活かすためにカメラも最新のZ5ⅱを手に入れました。AF性能や手振れ補正など素晴らしく、Nikonのカメラらしいカメラで使い易いと思います。Z5ⅱと組み合わせて撮った最高のレンズたちの写真を紹介します。それと、比較のためあまり芳しくないレンズも紹介しますね。
評価基準は下記
（１）解像度の良さ（分解能）
（２）色の滲みの少なさ（色ズレの少なさ：色収差の少ないレンズが良いようです。）
（３）色の滑らかさ（ザラザラ感の少なさ：大口径レンズの方が良いようです。）
（４）発色の良さ（綺麗な色：地味な色のレンズだと写真がつまらないですね。）
（５）立体感、空気感、透明感（濁りの無さ：深みのある写真が撮りたいです。）
（６）色の自然さ
これらがすべてバランスよく整っていないとレンズとしてはNGだと思います。
素晴らしいレンズ達
Z5ⅱ+ Nikkor AF-S 24-120 ED VR N
これ、今までで最高のMidrangeズームレンズです。ズーム範囲も広いし、AFやVRも高性能で使い易いし、画質も下手な単焦点よりずっと上です。解像度も素晴らしく高く、色の収差も少ないです。EDレンズとナノクリスタルコートが効いているのだと思います。
次に良いのがこれ。比較的小型・軽量なので持ち運びに便利で、AF-S 24-120mmに引けを取らない高画質です。あえて差を探すと、AF-S 24-120mmの方が大口径なので色の変化が滑らかなのがお分かりいただけると思います。VRは付いていませんが、強い望遠ではないのでカメラ内臓のVRで特に問題ないと思います。普段使いには最高のレンズです。
Z5ⅱ+ Micro Nikkor AF 60mm F2.8
35年位前のマクロレンズですが、とても素晴らしい画質です。解像度、色の綺麗さも素晴らしいです。Z5ⅱだとAFが効きませんし若干ピント合わせしにくいですがそれでも使いたくなる魅力が有ります。全金属性のようで、結構重いです。400gくらいあります。（24-85と同じくらい）
最新のZマウントのレンズの中でも定評のある、S-Line のMidrange ズームをレンタルしてみました。確かに解像度高いし今までにない綺麗さだなーと思います。ですが、Zマウントレンズに共通の若干グレーがかった色調が感じられます。この感じが好みかどうかで評価が割れますね。このグレーはRAW現像で調整しようとしても消せないのですよ。（やり方があるなら教えてほしいです。）Z 24-120 の方がより顕著にグレーがかっていますが、このレンズのグレー程度なら特に問題は無いでしょう。このグレーな感じ（被写体によっては、クールな感じに見える）が昨今のブームなのかなと思います。今時の高評価レンズのリファレンスでしょう。でも僕的にはAF-S 24-120 ED VR N の自然な色調の方が好みだなー。
NikonZマウントレンズのうち、これもS-Line のズームレンズです。最初に撮った時は、解像度も収差も少ないしズーム範囲も広いから最高だーと思ってぜひ買おうと思ったのですが、ずっと見ていると画像がグレーがかっているのがどうにも気になってきます。24-70 よりグレーの度合いが強いと思います。Nikonさんきっと意識してこういう色にしているのでしょうが、僕はどうも好きになれないです。AF-S の24-120 の方が自然な感じで好みです。
以下はあまり芳しくないレンズ
Z5ⅱ+ Nikkor AF-S 28-300ｍｍ ED VR
このレンズ、ズーム範囲がメチャクチャ広くて超便利なのでぜひ使いたいと思って、いろいろ撮影してみたが、どうやっても画質はイマイチだと言わざるを得ない。色に深みが無いのだ。解像度も色の滲みも、空気感・透明感も。このアルバムでは少しでも改善しようと思い、少し絞ってF7.1で撮ったのだがそれでもイマイチだな。AF-S 24-120mm ED VR N と較べれば一目瞭然だと思う。一本で広角から超望遠まで撮れるのは超便利だし、AFもVRもとても良く効くので本当に残念だ。Kenさんの評価が結構良いのが不思議。
決して悪くは無いのだけれど、きらりと光る部分が無い感じ。特に、空気感、透明感が感じられない。50mm に関しては Canon 50mm f1.8 STM の方が上だな。
Z5＋ NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
Zマウントのレンズだけれど、解像度も良くないし色の滲みも多く、空気感・透明感も感じられず。カメラはレンタルのZ5（Z5の画質は高評価）だけれどそのせいではないだろう。かなりがっかりだった。Zマウントレンズでも S-Line 以外はダメそうだと思った。
（Zでも良くないのも有ると言う事で。。。Z24-50は専門家にも評判良いようです。）